ブルーベリーはケーキやスイーツでお馴染みのフルーツですが、実は、ここ静岡県でも盛んに栽培されています。温暖な気候と日照時間の多さが栽培に適しています。

6月のCHEF‘S CAKEを担当すると決まった時から、静岡県産のブルーベリーを使おうと決めていたという考案者の山西パティシエ。「昨年販売した『豊熟果プリン』に使用した浜松産の完熟大粒ブルーベリーの美味しさと大きさが忘れられず、お客様にも楽しんでいただきたいと思いました」

『ブルーベリーチーズタルト』には、この特別なブルーベリーの3つの楽しみ方を入れています。

①生の完熟大粒ブルーベリー
ケーキの上で存在感を放つ大粒ブルーベリーは浜松産。大きさだけでなく味がしっかりしているものを厳選しました。「普通のブルーベリーとは、甘さもジューシーさも全然違います。『こんなに美味しいの⁉』とびっくりされるはずです」

②ブルーベリー入りのダマンド生地
ダマンドタルト(アーモンド粉を使用した食べ応えのある生地)にも大粒ブルーベリーを入れて焼き上げます。火が通った果実には美味しさが凝縮。食感もジャムのように柔らかくなります。「焼きたてはダマンドの香ばしさとブルーベリーのさわやかさでとてもいい香りなんですよ」

ダマンド生地とブルーベリーの食感を感じられるようにタルトの生地の厚さにも調整を重ねました。

③ブルーベリーのチーズケーキ
菊川産のブルーベリージャムを使用したベイクドチーズケーキは、鮮やかなブルーベリー色。しっとり食感と共にブルーベリーの甘酸っぱさが広がります。他の素材との組み合わせを考慮して、さわやかな味わいに仕上げました。

タルト生地・ダマンド生地・チーズケーキの細部にまで手間を掛け、大粒ブルーベリーの美味しさを活かしたこだわりの逸品に仕上がりました。

「ご家族、お友達、大切な人と、今しか食べられない旬のケーキを笑顔で召し上がって頂きたいです」と笑顔で語る山西パティシエ。見た目も美しいケーキを囲み、楽しい時間をお過ごしください。

– 大切にしている言葉 –
一日一善!
笑顔でいること!
好きこそ物の上手なれ!

◆入社6年目
 (日本菓子専門学校出身)

◆2021年11月にもCHEF’S CAKEをご担当いただきました。お客様や仲間からの反応はいかがでしたか?

「美味しかった」「また食べたい」「もう1つ注文すれば良かった!」などたくさんのお声をいただきました。甘い食べ物が苦手の小さいお子様にも「美味しかった!」と言っていただけてとても嬉しかったです。

 → 2021年11月『栗かぼちゃのミルフィーユ』

◆パティシエとしてお仕事をしている中で、どのようなこと、どのような時にやりがいを感じますか?

自分がお作りしたホールケーキを客様にお見せした時です。その時のお客様の嬉しそうな表情が仕事のやりがいになっています。

◆山西さんがパティシエとしてお仕事をしてきた中で、一番嬉しかったことは何ですか??

一番が決められないのですが…
自分が書いたプレートをお見せした時に「いつも可愛く書いてくれるなって思ってるのよ~」と言ってもらえたり、学校帰りの小学生が工房を覗いて手を振ってくれたり、日々嬉しいことや励みになることがたくさんあります。

食べる人の喜ぶ姿をただひたすらに想い日々美味しいケーキ作りに励んでいる山西パティシエ。これからもお客様の心を満たすケーキ作りを楽しみにしています!!