カラメル・りんご・プリンの
一体感を楽しんで♪
2022年10月10日のCHEF’S CAKEは、秋らしい見た目の『りんごのプリンタルト』です。
「製菓専門学生時代に実習で作った【カラメルりんごプリン】が美味しくて、とても感動したんです」という考案者の曽根パティシエ。「【カラメル】【りんご】【プリン】の組み合わせを自分なりにアレンジして、お客様に喜んでいただきたい」と思い、今回のケーキを考案しました。
ケーキを上品に飾るりんごのコンポートは、他の素材との組み合わせを重視し、数あるりんごの中から、甘みと酸味のバランスが良い品種を厳選。りんごのしゃきしゃき食感を残しながらも食べやすく、りんご本来の美味しさを引き立てました。
ケーキを支えるタルト台の選定には、かなり悩んだという曽根パティシエ。レアチーズやパイなど様々な種類を試行した結果、ダマンドタルト(アーモンド粉を使用した食べ応えのある生地)に決めました。
狙ったのはりんごやプリンの軽い食感とタルトの食感のアクセント。ダマンドの中にはりんごを忍ばせ、【主役】の存在感を高めました。
「このケーキの一番のポイントは、ケーキ全体の一体感です。最高のマリアージュを演出するために、いろんな工夫をしています。」(曽根パティシエ)。
プリンの下にはカラメル入りのカスタードクリームを忍ばせています。プリンとタルトの甘さに対して、ほんの少し苦みが入ることで、ケーキ全体が甘すぎず良いバランスになります。
また表面をブリュレした(炙った)りんごと、表面に掛けたカラメル入りのナパージュで、ほんのり香ばしさを演出。前述のりんごの品種も、【甘さ】【ほろ苦】【香ばしさ】に対して、雑味や甘さが主張することのないように熟慮しています。
「大切な人やご家族で、夕飯の後のひとときやおやつの時間に楽しく召し上がっていただきたいです」と語る曽根パティシエ。秋が深まる時期に、パティシエが工夫を凝らした、ほんのり秋色ケーキをみなさまでお楽しみください。
– 大切にしている言葉 –
弘法筆を選ばず
◆入社4年目
(中央調理製菓専門学校出身)
◆2022年5月にもCHEF’S CAKEをご担当いただきました。お客様や仲間から何か反応はありましたか?
お客様から「美味しかった!」と直接お声掛けいただき、とても嬉しく感じました。また、家族や仲間、同期たちからも好評でうれしかったです。
2022年5月のCHEF’S CAKE→ こちら
◆パティシエとしてお仕事をしている中で、どのようなこと、どのような時にやりがいを感じますか??
普段の仕事から感じているのですが、特別注文のデコレーションケーキなど、特別なものを作っているときにやりがいを特に強く感じます。
◆曽根さんがパティシエとしてお仕事をしてきた中で、一番嬉しかったことは何ですか??
自分が書いたチョコプレートをお客様にお見せした際に、お客様から「かわいい!」「すてき!」と言っていただけたときが一番嬉しかったです。
頑張り屋さんで、自分の製菓技術を高めたいと日々技術の向上に余念のない曽根さん。「自分の技術でお客様の求めていることをできる限り叶えたい」の想いを実行し、お客様にも仲間にも愛されています。これからもお客様を笑顔にするケーキ作りを楽しみにしています。