豊富な経験とキャリアから、常に魅力的なケーキを生み出す志賀パティシエ。今回志賀パティシエがお届けするのは、静岡県産「紅ほっぺ」を贅沢に使ったケーキです。地元素材の美味しさを活かした1日限定の特別ケーキを作り上げました。
「クランツ」とは、ドイツ西部のライン川の支流の一つ、マイン川の下流域に位置する都市「フランクフルト・アム・マイン」の銘菓です。
名称は「フランクフルトの花輪」。
これはフランクフルト・アム・マインで中世に行われた盛大な戴冠式に由来しています。
形状としては王冠を思わせるリング状のスポンジがバタークリームに覆われているのが特徴的です。
発祥の地ドイツでは、キャラメリゼしたナッツで表面が覆われている事が多く、アーモンドシュガーをまぶした白いフランクフルタークランツは、とある日本のお菓子会社が独自に開発した商品です。
クランツ全体には、静岡県産「紅ほっぺ」を使用しています。
紅ほっぺは、強い甘味と豊かなコク、しっかりとした酸味がある品種です。
なめらかな口当たりのバタークリームの中に入っているセミドライ苺は、新鮮な紅ほっぺを使用。
苺の美味しさがそのまま凝縮されており、ひとくちほおばれば美味しさが口いっぱいに広がります。
(使用している紅ほっぺのセミドライは、志賀パティシエ自家製です。)
紅ほっぺのセミドライを作る時に出た、美味しさが詰まった真っ赤なシロップは、バターケーキの上にしみ込ませサンドしました。
ふわっとしたバターケーキの生地には、隠し味として「遠州産ネーブルオレンジ」の皮と果汁を入れています。そうすることにより、濃厚な口当たりの中にも爽やかな香りを楽しむことができます♪
アーモンドシュガーは、”カリカリ”とした食感をしており、なめらかなケーキのアクセントになっています。
パティシエおすすめのお召し上がり方として、少し常温に戻った頃が食べごろです。
冷蔵庫から出し30分ほどした状態だと、バタークリームが全体的に馴染み、より一層美味しくお召し上がりいただけます!
バタークリームが全体的に馴染むことにより、カリカリ食感のアーモンドシュガーは”しっとり”とした食感に変わります。
冷蔵庫から出したてと食べ比べをすることにより、食感の違いをお楽しみください。
1日限定だからこそ、静岡県産「紅ほっぺ」を贅沢に使い、旬の美味しさを丸ごと味わえるケーキを実現することが出来ました。
春にぴったりのピンク色で可愛らしい見た目のクランツ。
「ティータイムにお友達とおしゃべりをしながら、又は日頃の頑張りのご褒美として味わっていただきたいです」と語る志賀パティシエ。
パティシエのこだわりが詰まったケーキと共に、素敵な時間をお過ごしください。
– 大切にしている言葉 –
今が一番!
◆パティシエ歴
27年
◆志賀さんはお菓子やケーキのどんなところが好きですか?
甘くてバターの香りがする生地が膨れて、香ばしい焼き目が付くところです。
◆パティシエや商品開発担当としてお仕事をしている中で、「難しい」と感じたり壁に直面することはありますか?
ケーキ全体のなんとなくのイメージやコンセプトを、具体的な形にしていくことが難しく感じます。
◆お仕事をしていて壁に直面した時、どのようにその状況を克服されていますか??
「いいな」と思う形が決まるまで、何度も何度も挑戦して作ってみることです。
豊富な経験と知識から常にお客様にお喜びいただきケーキ、周りをあっと驚かすケーキを生み出し、たこまんのケーキ作りを牽引する志賀パティシエ。若いたこまんパティシエの憧れの的です。これからもたこまんパティシエの中心で、お客様の笑顔と作り続けていきます。